近年、洋上を浮遊する漂流ゴミは潮流や風で運搬されて海岸線に漂着し、深刻な環境破壊を引き起こしている。 その被害を抑止するためには、漂流ゴミが海岸線に漂着する前に洋上において浮遊している状態で 捕捉・回収することが効果的である。本学においては、漂流・漂着ごみを効果的に回収する対策として、 漂流中のごみを補足・回収することが可能な装置の開発を日本マリンエンジニアリング機学会の 活動の一環として実施している。本研究ではこの装置を構成している浮体構造と補足ネットの最適な構造を検討する為に、 これらに対する運動・流体力の特性を水槽試験によって調査する。 2010年度 船舶工学科卒業研究中間発表概要より |