マリテックフォーラム

人間は20歳を過ぎると、脳細胞が毎日10万個ずつ死滅していきます。
そのため、年を取るにつれて脳は衰え、記憶力が悪くなって電話番号や
人の名前が覚えられない、または思い出せない、注意力が散漫になって
家事のミスが増えた、集中力が鈍って仕事がはかどらない、といった悩み
を抱える人が近年多くなっています。そこで改善や進行をストップさせる
のが「数字探しパズル」なんです。東北大学(医学部)の川島隆太教授が
開発したものですが、数字探しパズルが脳に与える影響についてMRIなど
の検査器具を使って、数字探しパズルを解く前と解いている最中の、脳の
司令塔である前頭前野の動きの善し悪し調べた結果、数字探しパズルを解
いている最中は、前頭前野の血流が大幅に促されていることが分かったそ
うです。前頭前野は、人が物を考えたり、記憶したり、意志決定をしたり、
集中したり、言葉でコミュニケーションしたりするときに使われる、脳の
最も重要な部分です。この部分が刺激されれば、脳が活性化して意欲や集
中力、記憶力が高まり、認知症を予防したり改善したりすることができる
のです。楽しみながら、脳が鍛えられ、意欲も高まれば勉強にもいっそう
力がはいる?というもの。今回、脇山グループではこれを期待して数字探
しパズルに挑戦しました。学生の感想としてはあっという間に時間が過ぎ
て集中できたとのことでした。きみもやってみる?