海洋構造物は多種多様であり、特に複数の浮体を係留・連結してシステム的に構成する形態が多い。
その計画設計に際しては、環境外力下における運動を的確に把握し、その性能を評価することが必要である。
本研究では、係留・連結による拘束条件を、マス・スプリング・ダンパの外部力学系にモデル化して、統一的に取り扱うことにより、
種々な問題へ対応可能な汎用的な運動推定法を提案した。また、水槽試験データとの比較検証により、その適用性を確認した。
本研究を学位論文として九州大学に提出し、学位(工学博士)を取得した。