波浪エネルギーについて

メンバー
メンバー 1年 ・平井 祐生
 

波浪エネルギーとは

●海面上を吹く風によって発生する波を利用して作るエネルギー。      
●日本周辺海域全体のエネルギー量は日本の総電力の3分の1に相当する。  

1次変換装置
1次変換装置とは、波浪エネルギーを他の機械エネルギーに変換する
事を言います。                        
1次変換装置を大きく分けると、可動物体型、振動水柱型、受圧面型、
    波浪エネルギー増幅集中型、の4つがあります。             

1. 可動物体型           
2. 振動水柱型           
3. 受圧面型            
4. 波浪エネルギー増幅集中型    


ソルターダック
可動物体型の代表的なもの。可動物体型とは、波浪中における物体の運動を
  利用して、機械エネルギーに変換する方式です。            
アヒルの形状の断面をした浮体の横揺れを利用したもの。        
回転運動を利用したものとしては、円筒形の軸にカムを取り付けて、波の運
  動でカムが首振り運動するのを油圧に変える。             



航路標識ブイ
振動水柱型は代表的なもの。振動水柱型とは、波の運動による空気室内の振動水柱
の往復運動を利用して波の運動を空気の流れに変換しタービンを駆動します。
波浪エネルギーの上下運動を利用したものとして、海表面に底のない空気室を持
つブイ浮かべ、空気室内の海水面が上下することで起こる空気室内と外の圧力差
でタービンを駆動する方式である。                    



受圧面型
受圧面型は波浪エネルギーを波浪変動圧の形を受けて油圧エネルギーに変換する。
比較的エネルギー変換が容易で、装置が水中に置かれているので、異常気象時に
も安全性が高い。                             



波浪エネルギー増幅集中型
波浪エネルギー増幅集中型。波浪レンズなどで、波浪エネルギーを集中させ
 タービンを駆動したり、貯水して、その位置エネルギーを利用してタービン
  を駆動したりする。                         



2次変換装置
●機械的(力学的)エネルギーを電気エネルギーに変換する
●2次変換装置は、1次変換装置の方式に対応して選定される

浮体式波力発電装置《海明》
海明という名の日本初の本格的な浮体式波力装置である。          
浮体に空気室と浮体室を配置した構造になっている。自力で走る装置をもたない
ので船ではない。                            
底部は浮体室を除いてあいており、空気室内の水面が上下することによって上部
に取り付けられた空気タービンを回してエネルギーを取り出す仕組みになってい
る。これが海上にお椀を逆さにしたように空気室を置き、空気室内の波の上下運
動により弁を出入りする空気流を利用して空気タービンを回して、発電する構造
になっている。