メタンハイドレート及びメタンについて

メンバー
メンバー 2年 ・森崎 將斗
 

メタンハイドレートの分子構造

●メタンハイドレートの結晶構造模式図 。緑三角はメタン分子、赤球は水分子



日本近海のメタンハイドレートの分布

日本列島近海のメタンハイドレート分図                  
ピンク色の部分が、メタンハイドレートの推定分布域。メタンガスは、天然ガス
や都市ガスの主成分である。この範囲にあるメタンガスの総量だけでも、日本が
一年間に消費する天然ガス量(2003年)の約96倍もの量があると考えられてい
る。                                  


メタンガスと地球環境



開発・生産の基本方法

地層中のメタンハイドレートを分解させ、メタンを生産するためには、    
下記の3つの手法が基本となる 。                     
●温度を上げる。                            
●圧力を下げる。                            
●分解促進剤となる物質(例:メタノール)を注入する           

開発・生産の現状
しかし現状は、                             
●潜水士が作業できない深海(水深500~2,000m付近)の海底斜面内の地下数
 百mに存在することから、低コストかつ大量に採取することが技術的に困難
●温室効果ガスとして定義されているメタンガスが、大気中に拡散して地球温暖
 化に拍車を掛ける恐れがある。                     
●採掘に関する研究の未解決課題(探査方法、効率的な抗井の形状、生産中の課
 題等)                                
●事故による環境汚染への対策                      
●メタンガス(天然ガス)の需要が高まっていない等の理由により現時点での開
 発状況は、『生産へ向けた研究が進められ、生産段階での問題を解決するため
 の研究が行われている 』という段階に入ったと言える状況で、開発や生産には
至っていません。