朽ち果てかかった”水中翼船の整備”
メンバー
3年 ・山根 祐二 ・萩村 幸弘
1年 ・大高 信也 ・平澤 一樹
水中翼船「はやぶさ」のルーツ
●資料提供:野母商船株式会社(総務部長 村木威夫氏)
●昭和37年3月 国内最初の水中翼船定期航路「はやぶさ1号〜4号」として活躍
●長崎(時津・佐底)〜佐世保間 1日3便 所要時間 50分 定員20名
(長崎駅前からマイクロバス送迎 所要時間 20分 手廻品一人5kg以内)
●昭和38年 網場〜小浜間を運行(昭和38年8月13日・西日本新聞)
『はやぶさ』の性能及び詳細
●水中翼船(SF-30B)性能緒言
・建造:新明和工業 水中翼船(型式SF−30B)
・寸法 長さ/巾/吃水(m) 9.40/4.90/1.60
水中翼引上げ時 同上 9.44/2.40/1.17
・艇長/艇巾(m) 8.50/2.40
・全設備重量(kg) 3.800
・積載量(kg) 1.700
・機関形式 Chryster marine
・出力(HP ガソリン機関) 280
・巡航速度(Kt) 40
・航続距離(km) 250
・波高制限(波高階級) 2(1〜3ft)
・座席数(含操縦席) 22
・take off速力(Kt) 17
作 業 内 容
●船体の清掃(外観1)

●船体の清掃(外観2)

●船内の清掃1

●船内の清掃2

●船体表面の処理

●塗装前のマスキング

●塗装作業

感 想
●山根 祐二
作業自体初めての事ばかりで連絡ミスなどもあり、チームの連携がなかなか
取れなかったことが今回で1番反省すべき点ではなかっただろうか。
それ以外、作業の面では1つ1つ手探り状態ではあったが、毎回毎回目的は
達成できていたのでよかったと思う。最初は船の状態もひどく悪かった為、
作業の工程を考えると頭が痛くなるほど混乱していたが、周りの手助けもあ
り何とか完工にこじつける事ができた。高橋君始め、手伝ってくれた人たち
に感謝したい。
●萩村 幸弘
今回始めて,自分達が指示する側になって1年生と,なかなか連携が取れなっ
かた事が問題点の1つだと考えています!
作業については自分達が立てていた目標に,たどりつけたのでよかったと思い
ます!しかしこれも暇をみて,手伝いにきてくれた高橋君などの友人に感謝し
たいです.。
●大高 信也
正門の近くにあり、よく目立つ水中翼船を自分たちの手で整備するとは入学時は 考えてもいなかったです。
作業はあまり捗らなかったけれど、この船の歴史や構造を知ることができよかっ たです。今後は、説明板などを設置し、総科大の顔ともいえるこの船をもっと多 くの人が見て、由来を知ってもらいたいです。
● 平澤 一樹
高校生の時には広場にある水中翼船のことは知っていて、大学に入って今まで見 ていた船の整備が出来るとは思っていませんでした。
作業はあまり捗りませんでしたが自分の手で船を整備できてよかったです。
後他学年との協力がうまく出来なかったので、来年のプロジェクトではしっかり 協力できるようにしたいです。
教員からお礼
船舶工学科 中尾 浩一
大変な作業でした。長崎総合科学大学のルーツである長崎造船大学のシンボルで あったこの水中翼船は長年の風雨にさらされ惨じめな状態でした。教職員もいつ も気になりながら手が出せなかった作業を学生有志のおかげで実現でき感謝する と共に今後も船舶工学科のシンボルとして残したいと願うばかりです。プロジェ クトメンバー以外でも協力してくれた学生にも改めてお礼を申し上げます。
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