構造創生・マリンデザイン 研究室


     古野 弘志 <フルノ ヒロシ> 准教授

【研究テーマ】

 卒業研究として、以下の研究を学生と共に行っています。

 ● 船体構造の簡易強度評価法の開発(降伏/座屈/振動)
 
 ● 生物学的アナロジーを用いた知識・学習エンジンによる船体構造分野での
   設計予測/設計自動化/データマイニング/パラメトリック最適化

 ● 遺伝発生による人工知能(AI)の生成と船体構造設計支援システムの構築
 
 ● 商品開発段階における船体構造部材配置の最適設計案探索
 
 ● 強潮流下稼働可能型海中ロボットの研究開発
 
 ● その他(船級協会規則/船殻基本図・詳細図/FEM解析)
 

【研究概要】

  近年では,船舶の初期設計段階における最適化プロセスにおいて,数多くの設計案が検討されている。
 しかしながら、これらの最適化プロセスにおいて有限要素法を用いて船体構造の強度評価を行うことは,
 計算時間やコンピュータの能力等の観点から困難である。
  このような背景から,より高性能な最適化設計手法や簡便かつ計算精度の良い簡易強度評価法の開発が
 望まれている。このため,我々は,遺伝的アルゴリズムやニューラルネットワークを用いた船体構造の
 ための初期最適設計システムや簡易強度評価法の開発を行っている。


 ● 【プロジェクト】

  「寺子屋材料力学」(2017)
  「北極海航路の気候・地勢及び海氷状況調査(その1:北東航路編)」(2018)
  「エンジニアとして知っておくべき基礎数学講座」(2018)
  「船首構造モックアップの作成」(2018,2019)
  「北極海航路の気候・地勢及び海氷状況調査(その2:北西航路編)」(2019)


 ● 【卒業研究】

  「初心者のための剪断流解析プログラムの開発」(2017)
  「潮流下稼働用海中ロボットの設計と製作(その1)」(2017)
  「潮流下稼働用海中ロボットのスラスタ性能試験」(2017)
  「遺伝発生による人工知能(AI)の生成と船体構造設計支援システムの開発(その1)」(2018)
  「GAによるVLOCの船側タンク横隔壁構造の最適化に関する研究」(2018)
  「人工知能(AI)とLagrangeの未定乗数法を用いた新しい骨組強度評価法の開発」(2019)
  「潮流下稼働用海中ロボットの調整と中間ランチャの設計」(2019)


 ● 【修士論文(副査)】

  「潮流下稼働用海中ロボットの基本設計と試作」(2017)
  「機関室部を含む船体曲げ捩り強度解析に関する研究」(2017)
  「コンテナ船における曲げ捩り強度解析の近似推定に関する研究」(2018)
  「SEAによる構造変更がもたらす振動入力パワーの変動を考慮した振動と音圧予測に関する研究」(2018)


 ● 【修士論文(主査)】

  「コンテナ船の全体強度解析システムの構築と最適化に関する研究」(2019)
 

【担当科目等】

 ● 【大学院】
  薄板構造特論T、薄板構造特論U、生産技術学演習UA、生産技術学演習UB、生産技術学実験

 ● 【学部】
  工学フォーラム、造船幾何、技術と倫理、工場学習、船体強度論T、船体強度論U
  造船設計W、造船設計W演習
  プロジェクトT、プロジェクトU、プロジェクトV、プロジェクトW、卒業研究