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「長総大創立70周年記念キャンドルアート」
〜企画立ち上げから開催までの歩み〜

事前準備編

>>9月下旬〜 >>10月上旬〜 >>10月中旬〜 >>10月下旬〜

>>9月下旬〜

このイベントは、偶然見たホームページで小規模な紙コップキャンドルの写真を見たことから
着想を得ました。せっかく造大祭でやるなら大きな作品にしたいと思い、500個のキャンドルを
使用することを始め計画していました。

先ずはリハーサルを行うために必要な数の紙コップと着火用のライターを用意し、
通信販売で購入した500個のローソクの下準備から取り組み始めました。



写真はキャンドルの芯を立てて、両面テープで紙コップの中央に固定していく作業の様子です。
風でキャンドルがずれることによって、紙コップに炎が燃え移らないようにするために
3人でアイディアを出し合い、この方法をとることを決めました。


>>10月上旬〜

 

(左)10月4日午後、会場となる1号館の裏手にチョークで下書きをしました。
   このときはほぼフリーハンドです。この場所を選んだ理由は、
   コンクリートの平らな地面があることと、隣接する1号館が風除けになると考えたからです。
   リハーサル場所の使用許可は、ここを管理している機械科の先生に頂きました。さらに
   大学の許可も必要とのことでしたが、学生部長の林田先生が私たちに代わって許可を
   取って下さいました。

(右)500個弱のキャンドル入り紙コップを並べ終えたところです。
   紙コップは、地面に書いた下書き線の上に貼り付けたガムテープの上に、丸めたガムテープで
   接着し、風に倒されないようにしました。今回はリハーサルということで、時間短縮のために
   紙コップの地面への貼りつけ作業を一部簡略化したので、3人で約1時間の作業時間で並べ終える
   ことができました。

 


(左)100円ショップで購入した着火用ライターを6本使用して3人で着火していきました。
   着火には思ったより時間がかかり、30分ほど要しました。

(右)予行で撮影した写真を使って、パワーポイントで造大祭パンフレットに掲載するための
   イベント案内を作成しました。造大祭実行委員に尋ねにいくのが遅くなってしまいましたが、
   入稿締切まであと1日あるということだったので、急いで作成しました。

   (写真をクリックすると大きな写真でご覧になれます)


>>10月中旬〜

予行の様子を見た林田先生から、大学の方から少し予算がもらえるかもしれないと提案がありました。
頂ける可能性のある予算は3万円と聞いたので、もしその額の予算を付けて頂けるなら、
当初自費で負担しようと思っていた額のみの負担で、規模を2倍にし、ローソクを1000個使って
イベントができることになります。

本来なら、予算が通ると決定してから規模を検討するのが望ましいことですが、そうすると時期が
ぎりぎりになってしまうことと、また、どこかきっと大丈夫だろうという自信があったので、
すぐに必要な物を揃え始めました。



イベントのメインはもちろん本物のキャンドルですが、実際に火を使用すると危ない場所も
多くあります。風で火が消えてしまうこともそうですが、キャンドルが倒れて火災が起る危険性も
予行を通じて考慮に入れる必要があると判断しました。

そこでなるべく安く入手できるキャンドル型のライトをインターネットで探しました。灯台もと暗しとは
このことでしょうか。大学の近所の100円ショップで2個セット105円で取り扱われていることが
分かりました。華やかにするなら数が多い方がいいのは言うまでもありませんが、予算的に400個
(2個組×200セット=21000円)を店舗に出向き注文しました。

幸い10月中に入手することができ、上の写真のように電池を入れる作業と、不良品を選り分ける作業に
取りかかりました。不良品は十数個あり、店頭で交換してもらうことができました。

 

同時進行で本番に必要な数の紙コップを購入しました。お店の方に段ボールを分けていただき、
研究室の学生の車に積んで1号館まで運び入れました。
LEDキャンドルライト用に、細長く切った段ボールに両端の紙コップの中心間を30cmとりボンドで
接着しました。これは凹凸の多いアスファルトの地面に設置する際、設置面積を増やして安定させるために
採った方法です。制作総数は、200組(紙コップ2個で1組)です。


>>10月下旬〜

いよいよイベント本番のキャンドル配置デザインを考えていきます。
左下の画像は、エクセルを使って作成したキャンドル配置図です。
1000個のキャンドルから幾つか予備を残し、文字のデザインを考えていきました。

キャンドルアート当日の会場は予行と変わらず1号館の裏手で行いました。右下の写真は、
チョークで下書きを行った後に1号館のベランダから撮影したものです。
今度はしっかり2人で下書きを行い、縦4m、横6mの大きさをきれいに書くことができました。
(文字が逆さになっているのは、地上でご覧になる方をメインの対象にした向きでデザインした為です。)

 

(↑左の画像をクリックすると大きな画像でご覧になれます)

表現した文字は、本校の英語名称「Nagasaki Institute of Applied Science」の
略称及びロゴである「NiAS」と、70周年を意味する「70th」、2012年を表した「’12」です。
また、「NiAS」部分のキャンドルを3列にすることで強調しました。

  

(左)メイン会場までの通路となる階段
(中)LEDライトを点灯した様子
(右)道案内の矢印は準備中に出たアイディアから

当然私たちは普段卒業研究を行っているので、このイベントにばかり時間を割く訳にはいきません。
しかし先生から造大祭直前の1週間をイベント準備期間として頂くことができ、十分準備を行うことが
できました。
「3人寄れば文殊の知恵」といいますが、話し合いの中で出し合った良いアイディアを積極的に
取り入れていきました。その一つが前日午後に行った使用場所の掃き掃除です。地面に土や砂が
ついているとガムテープの接着力が弱まってしまうため、清掃員の方から箒をお借りして
階段や通路を掃きました。

夕方からLEDライトを点灯させ光の見え方を確かめながら、2人で約3時間で階段と1号館横の通路への
400灯分の段ボールで作った土台の設置が終わりました。冷え込む中でのこの作業は思った以上にハードで、
ここまでだけで、けっこう頑張ったなぁ〜と思ってしまいました。

  

イベント前日の午後、私たちが下書き作業をしているところへ箒をお借りした清掃員の方が大きな
段ボールを持って現れました。これから捨てようというその段ボールを何かに使えないだろうかと思い、
訳を話して譲って頂くことができました。ラッキーな貰いものの段ボールに、模造紙やクリスマス用の
モール飾りを使って化粧をし、会場に立てる看板を制作しました。
「祝70周年」の文字を入れたこの看板制作には、たまたま研究室の前の廊下を通りかかった学生にも
協力してもらうことができました。


[開催当日] [まとめ]



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